都心通勤できる賃料単価が安い駅ランキング

　東京都産業労働局が発表した「テレワーク実施率調査結果 1月」（図1）によると2023年1月時点において都内企業でのテレワーク実施率は51.7％となっており、緊急事態宣言期間だった2021年8月の65％からは減少しているものの、オフィスに出社しない働き方は一定程度定着していると考えられます。　

図1　東京都テレワーク実施率の推移（出典：テレワーク実施率調査結果 1月）

　しかし、2023年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、これまでの「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行となり、法律に基づいた行動制限や外出自粛要請等はなくなります。

　この移行によりテレワークをしていた方も出社が増える機会が多くなるかつ、昨今の物価上昇に伴い、より安い賃貸住宅に住みたい方も多いのではないでしょうか。

　そこで今回は、最寄駅から大手町駅まで20分圏内で通勤できる場所で賃料単価の安い駅をランキング形式で発表していきたいと思います。

図2　大手町まで電車で20分圏内で通える賃料単価の安い駅ランキング

　賃貸募集データを用いて、大手町まで電車で20分以内の駅ごとの賃料単価を算出したものが図2になります。図2から賃料単価が安い物件は東京23区の東部に集まっていることが分かります。

　春からは新生活シーズンが到来し、転勤など環境が変わるタイミングで引っ越しを検討される方も多いかもしれません。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。

　また、不動産マーケット分析「ANALYSTAS」では、さまざまなデータに即した利活用・組み合わせ方法をご提案させていただきます。ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。